「梅は咲いたか、桜はまだかいな」と、こんな歌詞を聞いたことのある方も多いかと思います。端唄(はうた)の歌詞の一部ですが、まさに桜の開花時期が気になります。
こうして季節が移り変わっていく中、湯河原中学校の卒業式に出席して参りました。今年の卒業生は184名で、凛とした雰囲気の中、国家斉唱に引き続き、卒業証書が渡井校長先生から、一人一人に授与されました。その後は、はなむけの言葉、祝辞、在校生からの送る言葉と歌の合唱、そして卒業生からの呼びかけと歌の合唱と、時間が進むにつれて、涙する生徒さんを見ていて、思わず私も目頭が熱くなりました。
思い起こすと45年ほど前に、私もこの学校を卒業した一人ですが、卒業生の皆さんには、今後の長い人生の中で、この学校での思い出を大切に、そして誇りを持って、それぞれの方が抱く「目標と夢」に向かって歩んで行って欲しいと思うとともに、その目標や夢が叶うことを祈るばかりです。
最後に校歌を皆さんと一緒に合唱した時は、とても懐かしい思いと、久しぶりに歌っても意外と歌詞がすらすらと思いだせて、若い時に覚えていた事は忘れないものだなと、ほっとしました。そして何より、爽やかな気持ちなれたことに感謝です。
卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
3月10日執筆