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メルマガ湯ったりトーク 第32号(平成21年9月15日配信)

ページID:0002425 更新日:2021年12月1日更新 印刷ページ表示

ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」

第32号 (平成21年度 9月15日配信)

国民の祝日のひとつであります「敬老の日」。その始まりは諸説あるようですが、昭和22年に兵庫県のある村で、「老人を大切に、年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう」と、農閑期に当たり気候も良い9月中旬の15日を「としよりの日」と定め、敬老会を開いたそうです。その後、兵庫県全体に広がり、さらに全国に広がったようです。

現在では9月の第3月曜日が「敬老の日」になっていますが、過日、毎年行っております長寿者訪問で、米寿(満88歳)を迎えられた方々に、町民の皆さんに代わり、湯河原町からの祝い金をお届けし、その際に僅かな時間ではございましたが、いろいろなお話を伺うことができました。

お会いした方々は、それぞれに生活環境は異なるものの、皆さん一様にお元気で、本当にしっかりしていらっしゃるという印象を受けました。

今でも現役で和菓子を作っている方、JR湯河原駅で60年以上、今なお観光客をお迎えしている方、そしてお一人でしっかりと自立した生活を送っている方など、人間としての強さとしなやかな様には敬服するばかりです。

同行した介護課の職員に、「弱音を吐くこともなく、逞しく生きているお姿に、現役世代が刺激されますね。」と話しかけると、「そうですね。この方達のために介護課としてどこまで手足になれるものか…。」という返事があり、私も頷きながら、“長年にわたって社会に尽くしてこられた方々に、今、私たちは何ができるのか”と、考えさせられました。

お会いした方々が、異口同音に「戦争は絶対にしてはいけない。」とおっしゃられました。辛い戦争を乗り越え、戦後の混乱期を体験し、日本の復興を支えてこられた方々の言葉には説得力があります。正にお年寄りの体験話と知恵を借り、皆でより良い未来を作らなければと思いました。