本文
メルマガ湯ったりトーク 第49号(平成22年6月1日配信)
ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」
第49号 (平成22年度 6月1日配信)
5月のゴールデンウィークには、五月晴れが続いていましたが、その後、気温が安定せず、不安定な空模様が多かったような気がします。やはり異常気象なのでしょうか。
その原因の一つと言われる「地球温暖化」にストップをかけるため、さまざまな取り組みが行われています。その中でも、緑の社会資本と言われる「森林」の再生が、とても重要なことは言うまでもありません。
その「森林再生」に向け、去る5月23日(日曜日)に天皇皇后両陛下のご臨席のもと、第61回全国植樹祭が、南足柄市と秦野市において開催され、私も参加してきました。
大会前日には、天皇皇后両陛下が滞在されていた、箱根の湯本富士屋ホテルでの歓迎レセプションに出席させていただきました。また、あいにくの雨となりましたが、植樹祭当日は多くの方々が参加する中、南足柄市の足柄森林公園丸太の森地区において、天皇皇后両陛下がお手植えするお姿を間近で拝見させていただく貴重な経験をし、感動を覚えました。
毎年、世界では伐採などにより急速に森林が減少しています。その結果、森林が吸収していた二酸化炭素が大気中に放出され、地球温暖化が加速したり、森林の保水力が失われ、洪水やがけ崩れなどの災害が発生したり、また、生態系が崩れ、貴重な動植物が減少するなどの多くの影響が出ています。
一度失われた森林の再生には長い年月が必要です。神奈川県では「かながわ森林再生50年構想」を策定し、50年かけて、前の世代から引き継いだ森林の恵みを、子や孫に手渡す森林再生を進めています。その観点から、50年後に開封されるタイムカプセルに、公募などにより県内から集まったご家族が、未来へのメッセージを込めたそうです。その中に、湯河原町民の巻上浩明さんご一家が、参加されたと伺っています。
大会テーマは「森が育む あなたの心 森を育む あなたの手」です。森林は私たち心のやすらぎの場でもあります。今回、第61回全国植樹祭に参加させていただき、次世代のために地球規模で、森林再生を含めた環境問題への認識を深めていかなければならないと感じました。