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メルマガ湯ったりトーク 第55号(平成22年9月1日配信)
ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」
第55号 (平成22年度 9月1日配信)
今年の夏は猛暑の連続で、体調管理にご苦労されていると思いますが、ようやく朝夕の風に秋が感じられるようになってきました。もうしばらくの辛抱でしょうか…。
過日、暑いさなかの8月19日(木曜日)に第25回子ども相撲大会が開催され、見学に行ってきました。
本大会の趣旨は、「日本の国技である相撲に親しみながら、健康で明るい青少年の育成」を目的として、湯河原町相撲振興会の主催により、24年前からスタートして、現在に至っています。
当日の参加者は112人で、小学1年生から3年生までが97人、4年生から6年生までが15人でした。子どもたちは、相撲大会の前に力士や大会の関係者から「まわし」をつけてもらい、力士と一緒に準備運動をし、四股(しこ)の踏み方などを教えてもらい、気分を盛り上げて競技に臨みました。
会場となった湯河原小学校の体育館は、選手はもちろんのこと、応援に駆けつけたご家族の熱気に猛暑が重なり、たいへんな暑さでしたが、暑さに負けず、男の子も女の子も元気いっぱいに、真剣な表情で相撲をとっていました。
なぜ長きにわたってこのような形で青少年育成を続けることができたのかと言いますと、関係者の努力と熱意に他なりません。毎年ご協力をいただいている(財)日本相撲協会の春日山部屋の元力士「白法山和寿」(びゃくほうやまかずとし)さんは湯河原町出身の力士です。私より2年先輩で、湯河原町の小中学校を卒業されています。
「白法山」さんの地元に対する強い思いから、このような長い間、現役の力士を湯河原に連れて来ていただき、子どもたちと力士がふれあえる子ども相撲大会が続いています。そして今では、参加者が100人を超える大きな大会となりました。
何事にも相通ずると思いますが、「人」と「人」とのつながりは、大きなエネルギーを生み、素晴らしい結果を生み出してくれます。
これまでこの事業に深く関わってこられた、故青木昭久元議員も大変喜ばれていると思います。人との出会いなくして地域の発展はあり得ないと、つくづく感じた次第です。これからも末長く子ども相撲大会が続いてくれることを願うばかりです。