11月15日(日)、町民体育館で尾木ママこと教育評論家の尾木直樹さんを講師に迎え、「いじめのない学校といじめっ子にしない子育て」をテーマに、湯河原町人権講演会が開催されました。
講演会の開催にあたり、「2年7か月前に湯河原中学校で当時2年生だった生徒が、自らの人生を終わらせるという悲しい事案が起こったことを受け、町では第三者調査委員会を設け、いろいろな答申を頂いた。そうしたことを踏まえ、今回、尾木さんに講演をいただくことになった。町全体でいじめをなくそうという取り組みに皆さんのご理解ご協力をいただきたい。」と冨田町長があいさつをしました。
講演がはじめると、尾木さんが全国のいじめ件数の報告数やそれらの問題点、いじめ防止に取り組む学校、自治体の具体例などを熱心にお話してくれました。
講演中は、参加者に質問しコミュニケーションを図るなどし、とても重たいテーマでありながらも、とても楽しく、そして心に残る講演をしてくれました。
子育てには、「だいじょうぶ?」の問い掛けは禁句で、「どうしたの?」と共感を持つことが大切なのだそうです。
講演の最後には、会場全体で「どうしたの?」の問いかけを声に出し、共感の大切さを全員で分かち合いました。
尾木先生、貴重なご講演ありがとうございました。