10月30日、町立湯河原美術館に数多くの作品を寄贈していただくなどご協力をいただいている、現代日本画壇を代表する日本画家・平松礼二画伯が東台福浦小学校を訪れ、5・6年生45人を対象に特別授業をしてくれました。
授業の内容は、東洋画(墨絵)と西洋画(水彩画)でそれぞれ自画像を描いて、画材や表現の違いを体験してもらうこと。
平松画伯は、「この体験によって、東洋画(墨絵)が日本人の歴史の中にあることを知ってもらいたい。」とおっしゃていました。
まずは、西洋画(水彩画)で描きます。
普段使い慣れている水彩絵の具です。みんな、和気あいあいと上手に描いています♪
墨絵は、墨を水で薄めて5種類の濃淡をつくり、その濃淡のみで自分の顔を表現します。
初めての経験に児童たちは、少し戸惑いぎみ。
でも大丈夫♪平松画伯が児童たちにやさしく指導してくれます。
「失敗してもいいんだよ。自分の感じたままを、自由に描くことが大切なんだ。この経験がいい思い出になるよ。」
それを聞いて安心した児童たち。
徐々に要領もつかんできようで筆が進み、何枚も何枚も墨絵を描いていました。
児童たちはこの体験によって、日本の伝統的な文化を学び、表現することの楽しさが学べたのではないでしょうか。
平松画伯、ご協力ありがとうございました。