町の皆さんをはじめ、企業、団体、そして町外の方々からも、湯河原町へご寄附をいただく事が多々あります。
数年前に始まった「ふるさと納税」制度における、これまでの湯河原町への寄附の総額は約11億8,000万円となっています。
それ以外の寄附では、町民の皆さんからの寄附も多く、それにはとても長い歴史があります。
寄附をいただく際には、寄附者の方の意向をお聞きして、寄附金の使い道をその寄附者の方の意向に沿った基金で受け、後に予算を組んで、執行させていただいております。
寄附金の使い道として例えば、教育、社会福祉、環境、地域振興などがあります。
町政運営には無くてはならない事です。心より感謝申し上げます。
そこで最近の傾向をお伝えしますと、やはり「新型コロナウイルス感染症対策」に対する寄附が大変多くなっております。
マスク、消毒液、フェイスシールド等、感染予防の為にと多くの善意が集まっています。
つい数日前にも、温泉場にある理容室のオーナーの土谷さんという方からご寄附をいただきました。
役場までお越しいただき、お店での募金活動のお話をお聞かせくださり、心温まる思いもいただきました。
土谷さんは小田原にお住まいですが、湯河原町の児童、生徒の為に、お客様に声をかけ、そして、理容代金の割引をしたり、それをお客様が募金箱に入れて下さる事もあったと、こんなお話をお聞きして、お店の中の温かい雰囲気が伝わってきました。
約1か月間の合計の寄附金額208,906円を、直接、わたくしに皆さんの善意を込めてお持ちいただきました。
いま町民の皆さんが、何かとご苦労されている日々が続いております。
この話が、心のビタミン剤にでもなればと、この事を書かせていただきました。
8月30日 執筆