リオのオリンピックも終わり、8月もあとわずかとなりました。まだ暑い日もありますが、朝夕に秋が近づいているなと感じています。
今回のオリンピックでは「たくさんの感動をありがとう。」と、こんな思いですが、その中でも私は、卓球女子三人娘が銅メダルを取った試合をテレビで見て、とても興奮したことを覚えています。
ドイツとの準決勝で、勝利直前まで追い詰めながらも、最後にエッジボールという卓球台の端にボールが触れて得点となる最後の得点がドイツに入り、負けた事を直ぐに受け止められず、ぼうぜんと立ちすくむ、福原愛選手の顔は、今でも目に焼き付いています。しかし、その数日後の3位決定戦では、気持ちを変えて臨み、見事シンガポールに勝利して、銅メダルリストになりました。その時の三人娘の表情には、思わず涙してしまいました。メンタル面の強さに驚くばかりです。
石川佳純(23)、福原愛(27)、伊藤美誠(15)、三人娘の年齢からして、これだけ若い方に、その心の強さはどこから生まれるのか想像もつきませんが、ただただ感心するばかりです。
スポーツのみならず、何事にも心の強さや逞しさが求められますが、メンタル面の強さは、トレーニングで鍛えられるのでしょうか。引き合いに出すのは、適当ではないかもしれませんが、現代社会の中では、メンタルヘルスの予防・早期発見・再発防止などが、極めて問題視されています。学校生活や職場環境の中で、人間関係や仕事上の悩みから、メンタルヘルスを発症する人の多さは社会問題と言っても、過言ではありません。これは私も含めて、誰しもがその状態になる病気です。決定的な解決方法はありませんが、日々の生活で、少しでも心のゆとりを感じられ、穏やかに過ごせるようになって欲しいと願うばかりです。
9月7日から、いよいよパラリンピックが始まります。日本選手の活躍に期待し、また素晴らしい感動のシーンが見られることを、楽しみに応援しましょう。
8月29日執筆