いよいよ、梅雨本番です。本州に今年初めての台風が近づき、大雨が降る予報に、注意を払う必要も出てきました。
災害がいつ何処で起きるか、地震、豪雨など様々な原因による、土砂崩れ、河川の氾濫、高潮、建物の倒壊、津波への懸念など、このように頭で考え、不安な気持ちは、多くの方々の思いかと。
しかし、実際の防災に対して行われる、訓練や講演会などに参加されたことはありますかと尋ねると、「時間の都合がつかなくて。」「参加したくてもなかなか、思いの通りにならないよ。」と、答えが返ってきます。
約6ヶ月前に、町民向けの防災に関するアンケート調査を実施しました。やはりその結果として、災害には不安があると思いつつも、防災マップ、防災パンフレットなどを実際に手にとって、内容を確認している方の数は、とても少なかったのが現状でありました。
このことについては、今後どのように町民の皆さんが、防災は自分自身のこととして考えていただけるのか、行政側が一方的に情報提供しても、受け取られる側の方々の意識の高まりが不可欠であると、お伝えしなければなりません。
本日(7月1日)、「湯河原町防災コミュニティセンター」が供用開始となります。平時においては、皆さんのコミュニティの場として、災害発生時を含む、非常時には防災の拠点として、その役目を果たす施設が、旧湯河原中学校跡地に開設されました。
是非、一度この施設の存在と、時間があれば、実際の施設を確認いただきたくお願いいたします。
これから暫くの間、大雨、台風に対する情報などには、いつも以上に気にかけてください。そして、災害発生時には、役場やご近所の方に声をかけることが極めて大切です。特に、お一人暮らしの方は、そのことを考えてみてください。
待っていても災害発生時に、何処に誰がお住まいかは、全て把握することは極めて困難なことを、ご理解いただき、積極的にご自身自らの行動が大切なことの心づもりをお願いします。
6月27日執筆