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メルマガ湯ったりトーク 第30号(平成21年8月15日配信)

ページID:0002423 更新日:2021年12月1日更新 印刷ページ表示

ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」

第30号 (平成21年度 8月15日配信)

湯河原は、海、山、川、上質な温泉などの自然環境に恵まれた風光明媚な地です。日常生活の中で、その素晴らしさが当たり前であるかのように感じている方は、私も含め、多くいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、美しい自然は、時にその姿を様変わりさせ、小さな存在である人間は「一喜一憂」させられます。

8月2日(日曜日)午前11時、役場の会議室に、湯河原やっさまつり海水浴行事実行委員会の竹田会長、露木副町長、観光課職員と私を含めた5人が、その日の夕刻から行う予定の「やっさまつりパレード」を実行すべきか、延期すべきかの判断を下すために集合しました。
窓の外は雨脚が激しく、とてもパレードが行えるような状況ではありませんでしたが、時間ごとに発表される地域の天気予報の状況を確認し、私自身の責任において、全て予定通りに行う判断をしました。集合してから僅か30分後のことでした。

午後4時頃、いよいよパレードの時間が近づいてくると、それまで小降りになっていた雨が再び強くなり、一瞬、“判断を誤った。”と思いました。
遠くは広島県三原市、富山県立山町から、近くは、神奈川県、熱海市、小田原市をはじめとする2市8町の方々など、湯河原町がこれまでも、そしてこれからも末永くお付き合いをさせていただくご来賓の方々が到着し始め、内心、決して穏やかではありませんでしたが、失礼の無いようにご来賓の方々をお迎えし、対応に務めていました。

すると、午後6時頃だったと思いますが、空が少し明るくなり、雲の切れ間から青空が顔を見せ始め、“大丈夫かな”と希望の光が見えてきました。パレードが出発する時刻には雨も上がり、そのまま最後まで天気がもってくれることを願いました。

その後、やっさまつりが中盤を迎える頃には、夜空にお月様が顔をのぞかせ、参加者の皆さんの笑顔とともにやっさまつりを盛り上げ、にぎやかにやっさまつりを行うことができました。心の底から“良かった!”と思い、胸を撫でおろしました。今年も多くの町民の皆さんのご協力に感謝申し上げます。

しかし、その一週間ほど後には、突然発生した台風9号の接近に併せるように静岡地震が発生し、自然の恐ろしさを思い知らされました。幸い、湯河原町では大きな被害は確認されませんでしたが、自然に対してはいつでも謙虚でなければならないと痛感いたしました。