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メルマガ湯ったりトーク 第46号(平成22年4月15日配信)

ページID:0002439 更新日:2021年12月1日更新 印刷ページ表示

ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」

第46号 (平成22年度 4月15日配信)

春に三日の晴れなし」とよく言われますが、今年は4月に入ってからも、なかなか暖かい日が続かず、天候が安定するには、まだ少し時間が必要なのでしょうか。

そんな花冷えの中、湯河原町の春の恒例行事「武者行列」と「土肥祭」が、4月4日(日曜日)に盛大に開催されました。今年は源平石橋山合戦から830年になるそうです。

土肥実平に庇護(ひご)された源頼朝が湯河原で旗挙げをし、鎌倉幕府への道を開いた史実に基づき、手作りの鎧(よろい)や兜(かぶと)を身にまとい、石橋山合戦への出陣を再現した勇壮な「武者行列」。頼朝主従をまつる城願寺で、土肥実平を始めとする、頼朝主従七騎の法要、墓参り、焼亡(じょうもう)の舞を披露する「土肥祭」。その歴史物語に、たいへん多くの町民の皆さんや観光客の方々が、興味深く見入っていました。

「土肥祭」を主催する「源頼朝・土肥次郎実平郷土史・史跡研鑽(けんさん)の会」ですが、発足は昭和の初期ということで、今年、創立80周年を迎えられたそうです。

80年もの長きにわたり、郷土史や史跡の研鑽(けんさん)を脈々と続けて来られた土肥会の活動には、頭の下がる思いでいっぱいです。この節目の年に、菅沼会長を始めとした会員の皆さんは、例年にも増して今年の「武者行列」と「土肥祭」に力を注ぎ、準備を進めて来られたようで、5月29日(土曜日)には創立80周年の記念祝賀会も計画しているそうです。土肥実平の理念である「一所(生)懸命」(いっしょうけんめい)、「乾坤一擲」(けんこんいってき)に相通じる思いを強く感じました。

菅沼会長が「会員の高齢化が進み、今後が心配だ。」とおっしゃっていましたが、土肥実平の助力を得て、源頼朝が鎌倉に幕府を樹立した時、土肥実平は73歳だったそうです。当時としては、随分な高齢であったと思います。今年のお祭りでの土肥会の皆さんのとても生き生きとしたご様子が印象的で、この度の活躍を拝見する限り、今後も土肥会が益々発展されることは間違いないと確信いたしました。