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メルマガ湯ったりトーク 第50号(平成22年6月15日配信)

ページID:0002443 更新日:2021年12月1日更新 印刷ページ表示

ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」

第50号 (平成22年度 6月15日配信)

いよいよ梅雨の季節を迎え、うっとうしい天候にしばらくの間は我慢の日々が続きますね。なぜ「梅雨」と言うのか語源が気になって調べてみると、諸説ありますが、この時期は「梅の実」が熟すころであることからという説があるようです。

気温や湿度が高く、体調を崩しやすい時期です。皆さん、体調管理はさることながら、食べ物の管理など衛生面にも気を付けてください。また、最近では予測困難な突発的で局地的な大雨、いわゆる「ゲリラ豪雨」にも注意が必要です。湯河原でも過去に幾度となく、豪雨に遭うことがありました。

しかし、「豪雨が元で『焼亡の舞』(じょうもうのまい)の衣装が新調されました。」と言ったら、奇妙な話と思われるでしょうか。

実は、平成20年8月24日(日曜日)に大雨により電車が不通となり、約100人の方がJR湯河原駅で一晩足止めとなる事態となりました。

その際に60人を超える職員が出動し、足止めとなった方の受け入れのため、翌朝まで駅周辺の町施設などの開放と、毛布を配布するなどの対応をしました。

その行為が、JR東日本湯河原駅長からJR東日本横浜支社へ伝わり、湯河原町に対し、何か協力できることはないかとの考えから、「焼亡の舞」を(財)東日本鉄道文化財団が行う文化遺産や伝統芸能などの保全と継承、地域の発展のために資金援助を行う「地方文化事業支援」の事業として推薦していただき、選考の結果、「焼亡の舞」の衣装や道具の補修、新調などのために助成をいただきました。

もちろん選考基準を満たしていたからこそのことですが、2年前に起きた突然の出来事により、人と人とが出会い、つながりが生まれ、今回このような形となって返ってきたことに不思議なめぐり合わせを感じます。

長い間、地道に郷土の英雄「土肥実平」にまつわる史実の研究を進めてこられた土肥会並びに焼亡の舞保存会の皆さんの功績が、JR東日本の関係者の目に留まったことは、必然の結果であったことは言うまでもありませんが、このような素敵な出来事を、お伝えせずにはいられませんでした。