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メルマガ湯ったりトーク 第61号(平成22年12月1日配信) 

ページID:0002454 更新日:2021年12月1日更新 印刷ページ表示

ゆがわらメールマガジン 「湯ったりトーク」

第61号 (平成22年度 12月1日配信)

もみじの郷」の紅葉もようやく色づき、それに誘われて温泉街を散策する観光客の姿が戻ってきました。

少し前の新聞記事が「2009年度の全国の旅館軒数が5万軒を割った」と報じていました。厚生労働省の調査によると、2005年度に55,567軒あった旅館が、2009年度(今年3月末)には48,967軒になり、5年間で約12%減少したそうです。旅館軒数が増加した都道府県はなく、温泉観光地であるわが町にとって、とても気掛かりな調査結果です。

この結果にはいろいろな背景が想像できますが、「成熟社会」「人口減少社会」「市場の縮小」等、これまで我々が経験したことのない社会構造を迎え、「旅」をする「旅人」が、何を求め、何を期待するのかを改めて調査することが重要だと思っています。

こんなことを考えている折、11月22日(月曜日)に「湯河原温泉まちづくり協議会」の設立総会に出席してきました。この協議会は、地域住民と民間の各種団体が連携して、地域の活性化を図ることを目的としています。

この協議会の特色はいくつかありますが、一例をあげますと熱海市泉地区の地域の方々と団体がメンバーになっています。湯河原温泉は県境をまたいで、千歳川を挟んだ湯河原町温泉場地区と、熱海市泉地区からなる特殊な立地にあります。この二つの地域が価値観を共有してまちづくりを考え、この地域を訪れる人々の目線を意識し、さまざまな取り組みを長期的な視野に立って考えていこうと設立されました。この目的は、とても意義深いと感じました。

同席された熱海市長ともども「湯河原温泉まちづくり協議会」の相談役として参加していきますが、ますます深まる「成熟社会」に向け、湯河原温泉が今後どうあるべきか、皆さんとともに考えていきたいと思いました。