ようやく待ちに待った本格的な春の訪れを感じられるようになりました。
4月になると、入学式、入園式はもちろん、いろいろなところで新年度が始まりますが、今回は4月9日(月)に私が出席した「湯河原町地域作業所たんぽぽ」の新年度式の様子をお伝えします。
就職氷河期などと言われ、健常者の方々が仕事を探し就労することもたいへんな時代ですが、健常者の方々は自分に合った仕事が見つかれば、あとは本人の頑張りが物を言います。
しかし、障がいを持った方が仕事に就くことは、少し事情が違います。「湯河原町地域作業所たんぽぽ」は、心身に障がいを持つ方たちの自立と社会参加を目指し、就労する機会の提供と、そのサポートを行っています。
新年度式では、この作業所で働く皆さんが新しい一年に向けての抱負を話してくれました。障がいを持っていらっしゃるので、必ずしも言葉をうまく発することはできませんが、一生懸命な気持ちはひしひしと伝わってきました。
そして、それを優しいまなざしで見守る職員とボランティアの皆さんの温かさに触れ、その場にいる私も温かさと元気をいただきました。
「湯河原町地域作業所たんぽぽ」は、ボランティアの皆さんを始め、地域の皆さんのご理解とご協力がなくては運営が成り立ちません。そこで、私から皆さんへお願いがあります。「湯河原町地域作業所たんぽぽ」で運営している「カフェたんぽぽ」では、ランチを食べたり、お茶を飲んだりすることができます。ぜひ、お出かけいただき、運営にご協力いただければうれしく思います。
また、作業所で作られるマドレーヌやクッキーなどをお買い上げいただくことで、多くの皆さんの温かな気持ちが、サポートの輪を広げてくれることを願っています。