本文
前回の湯ったりトークでお伝えさせていただきましたように、本格的な雨のシーズンになりました。
万が一の災害に備えて、早めに情報を取っていただくよう、改めてお願い致します。
さて、雨の事も気になりますが、それ以上に物の値段が上がっていく、いわゆる「日本経済インフレ転換」が起きてきた事がとても気になります。
ニュースなどでも多く取り上げられておりますが、この背景については「新型コロナウイルス感染症に起因して国内外の物流に悪影響が出ている事、ロシアのウクライナ侵攻、上海のロックダウン、そして急速に進む円安などの影響が大きい」と解説されています。
今回の事で、日本の経済がこれほどまでに海外依存体質になっている現実を、改めて身をもって知ることとなりました。
ここで一つ例を挙げますと、日本の食料自給率は約38%と言われていて、国はそれを45%まで引き上げる目標を掲げております。これは海外依存率を下げて、国内自給率を上げる事を目指すものです。
この事はご存知の方も多いかと思いますが、理屈ではなく、海外依存体質は深刻な懸念があることを、今回、教えられたように感じます。
これまで良い物を安く、安定的に享受できていた経済状況が変化していく事は避けられない、その覚悟が必要となってきています。
「経済」。この言葉の語源を改めて調べてみました。
諸説あるかと思いますが「経世済民と経国済民の二つの言葉を略し経済。その意味は『世(よ)を經(をさ)め、民(たみ)を濟(すく)ふ』」。
国際経済や国内経済が早く安定することを、国の政治が民を救う為に全力を尽くすことに期待をしつつも、暫くはこの状況下において、私たち一人ひとりが賢く生活することが更に必要となりました。
6月13日 執筆