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湯河原町議会9月定例会が、いろいろな議論をいただきながら9月30日までの会期で進んでおります。
9月27日と28日には「決算審査特別委員会」において、令和3年度の一般会計を含めた7の会計について、集中して審議いただきました。
「決算」でありますので、町税のほか、国や県からの譲与税、交付金、補助金などを全て含めた歳入。それに対して、町が各種事業に許される予算内にて事業を執行し、その全体が歳出として整理されます。
収支の内容や執行方法など、監査委員のチェックを経て、議会の決算審査を受ける事が、毎年この時期に行われております。
各事業に対して、委員である議員の皆様からいろいろな質問をいただき、事業の妥当性や必要性、効果などを職員たちが説明いたします。
そのやり取りの場面を少しお伝えしますと、議員さんから質問をいただいた際は、本会議場で答弁する機会のない課長さんより下位の職員が、まず答弁をします。
経験豊かな議員さんや中堅議員さんたちは、質問する中で、若手職員への経験を積ませるために、あえて質問されている事を感じる時があります。
回答する若手職員も明らかに緊張している事が分かりますが、この経験が彼らの財産になり、次の時代の町政運営に役立てていく事になります。
誤解のないようにお伝えしますが、これは議会と行政がもたれ合っている訳ではありません。
この場面をどのように受け止められるかは人それぞれでありますが、末端の行政機関である地方自治体においては、あっても良い事かと思っております。
職員を含め、どの様な立場においても、経験を積み重ねる事は極めて大切な事だと私は思っております。
何故ならば、体験や経験を基に生きていくのが人間だと、多くの先輩に教わってきたからです。
9月29日 執筆