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2021年08月19日(木曜日) ティヴォリ市レポート(Festival del Giapponeジャパンフェスティバル)
皆さまボンジョルノ~。夏真っ盛りですがいかがお過ごしですか?こちらは今年異常なくらいの酷暑。7月からずっとサウナのような暑さが続いています。東京2020オリンピックもあっという間に終了してしまいましたね。日本もイタリアもメダルの総獲得数は過去最多だったようで喜ばしい限りですね。
さて、今回は8月1日にティヴォリ市で開催されたジャパンフェスのレポートです。
開会の儀として午前9時からヴィッラ・グレゴリアーナ公園にて湯河原町元商工会長の故石倉幸久氏を称える記念セレモニーが行われました。ティヴォリ市と湯河原町の友好親善都市提携に多大な貢献をされた石倉氏にはティヴォリ市のシンボル、ウェスタの神殿を臨む樹齢100年以上の大木(エノキ)が捧げられ、その木の根元には石倉氏の御名前が刻印されたプレートが建立されました。この大木は石倉氏が愛したティヴォリ市、ティヴォリ市民にこの先もずっと永く彼の名と功績が語り継がれますようにと“イシクラの木”とも名づけられました。湯河原町役場とはオンラインでテレビ会談が行われたのですが、両市町の友好関係の絆の深さを再確認できた心の温まる記念セレモニーでした。
セレモニーテレビ会談(プロイエッティティヴォリ市長 左から二番目)
イシクラの木
記念プレート
午後5時からはリバローラ広場にて盆栽、和小物、陶器、書籍など日本に関するものが購入できるお店と共に書道教室、マンガのイラストの描き方、子供のための工作教室(紙でひな人形、My箸作り、簡易うちわ作り)等の日本文化の体験が出来るワークショップのブースが並びました。湯河原のポスターも会場のあちこちに掲示し、(株)ちぼりホールディングスさんのお菓子を来場者に振る舞いながら湯河原町の魅力を多くの方に知っていただきました。最近、イタリアの日本への関心度はとても高くオリンピックの影響も相まったのか来場者数は想像以上で、どのブースも人だかりができ、特に人気を博していた体験教室は、長蛇の列が出来ていました。食文化に関しては、1枚で8つのレストランやパブにて、種類の違う日本食を少しずつ楽しめるというユニークなチケットが販売されたのですが、大変好評で、チケットは完売だったそうです。子供の工作教室はお手伝いで参加させていただきましたが、興味津々で目をキラキラさせて作っている姿や、完成した作品にカタカナで名前を書いてあげた時の溢れんばかりの笑顔は愛おしく、そして日本語でありがとうと言われた時は飛び上がるほど嬉しかったです。夜9時からは和太鼓ショー。最初は太鼓の大きさに驚いたようですが、力強い演奏は、観客を魅了し、最後には、観客が手拍子をとり演奏者と一体になるほど盛り上がりました。フェスティバルのフィナーレはファイヤーショー。芸者に扮した演者が舞と共に巧みに操る炎は、儚くも激しくも形態を変え、とても幻想的でした。
コロナ禍で大きなダメージを受けた観光都市ティヴォリ市、ティブルティーニ(ティヴォリ市民の意)に少しでも活気を取り戻してもらおうと開催されたこのジャパンフェスティバルは、予想をはるかに超える来場者で賑わい、大盛況のうちに終わりました。
湯河原町ポスター
盆栽
和小物
日本に関する書籍
フィギュア
子供の工作教室
紙ひな人形作り
うちわ作り
書道教室
漫画教室
懐かしのゲーム機器体験
体験教室の長蛇の列
和太鼓ショー
ファイヤーショー
2021年08月19日 16時35分