現代作家展

町立湯河原美術館では、地域にゆかりの作家や将来有望な作家に、発表の場を提供することを目的に「現代作家展」を開催しています。
現代作家の個性あふれる展覧会をお楽しみください。

2023年度 第17回 現代作家展

会期：2023年3月30日（木曜日）～6月26日（月曜日）

3期にわたり3人の作家をご紹介します。

vol.3　横井山 泰展 「あたかもよし」 ​​

会期：2023年5月25日（木曜日）～6月26日（月曜日）※水曜日休館　

横井山泰さんは、とぼけた表情の動物や生き物の姿を借りた人物など、愛嬌ある姿の中に人間の本質を描き出す洋画家。
本展ではさらに、作品制作の転機となった、鳥瞰図的な風景画のシリーズを含めた大作を展示します。

◆アーティスト・トーク
6月10日（土曜日）、6月24日（土曜日）　各日14時～（約20分）

◆同時開催
​併設カフェ、MUSEUM CAFE and gardenにて、横井山泰さんの動物シリーズの小品を中心に展示・販売します。

「Oh my little girl」

「三島の辻」(部分)

横井山泰（よこいやま やすし）

2003　多摩美術大学大学院美術研究科油画専攻　修了
  　　　TAMA・デ・アート　奨励賞
2004　第7回岡本太郎記念現代芸術大賞展　特別賞
2005　シェル美術賞2005　本江邦夫審査員奨励賞
2010　文化庁新進芸術家海外研修員としてパリに滞在
2012　第31回損保ジャパン美術財団選抜奨励展　出品

vol.2　東儀恭子展 うつりすみ 古今 ​

会期：2023年4月27日（木曜日）～5月22日（月曜日）
　　　　水曜日休館　※5月3日（水曜日・祝日）は開館し、5月8日（月曜日）は振替休館​

湯河原で制作活動する東儀恭子さんは、「古来より身近にあり、神使的な存在、時代風俗の背景など様々に描かれてきた」動物を主なモチーフとして描いてきた日本画家です。
2年前に移り住んだ湯河原は、作家に大きな影響を与えています。この地に受け継がれている歴史や景色は、これまでの作品を見つめ直し、また、新しい作品を制作する契機となりました。今回、過去に制作した作品と近年作を並べて展示します。変化したもの、不変なもの、作家の過去と現在を結ぶ展覧会をお楽しみください。

◆同時開催
東儀 恭子 ―「木のスケッチ展」―
美術館併設カフェ、MUSEUM CAFE and gardenにて、東儀恭子さんの木のスケッチ、小品、ポストカードを展示・販売しています。​

「犬も歩けば野辺の花」​

​「隠國（こもりく）」

東儀恭子（とうぎ きょうこ）

1992　　東京セントラル美術大賞展　入選
1994　　東京藝術大学大学院美術研究科修士課程日本画専攻　修了
1998  　三渓日本画大賞展　優秀賞
1999　　第10回臥龍桜日本画大賞展　優秀賞
2004　　院展初入選
2005　　損保ジャパン美術財団選抜奨励展　出品

ほか個展、グループ展多数開催
日本美術院院友

vol.1　リタ藤田展 RITA's World XII 

会期：2023年3月30日（木曜日）～4月24日（月曜日）

リタ藤田さんは、錫や銅などのメタル素材を自由な発想で加工、彩色した平面作品を制作するアーティスト。
59歳から独学で制作をはじめ、自ら生み出した技法を用いて独自の世界を創出しています。
メタルの煌めきをご堪能ください。

◆アーティスト・トーク
4月2日（日曜日）、4月16日（日曜日）　各日11時15分～

◆同時開催
「RITA’s World　メタルのきらめきを。」
併設カフェ、MUSEUM CAFE and gardenにて、リタ藤田さんの作品を展示・販売しています。​

​「気球は何処へ VI」

「リタ・ミロ V」

リタ藤田（りた・ふじた）

1974　国立大阪教育大学教育学部　卒業
2010　メタルアート作品の制作をはじめる
2011　第67回現展　入選　会友推挙（2015年会員）
　　　 アート・ナウKANAZAWA　第50回記念北陸中日美術展　入選
2013　ビエンナーレ OME 2013　入選
2018　第30回IZUBI　入選
2021　第8回日展　第4科　工芸美術入選