本文
特別展
高良眞木 まなざしの奥に
Maki Kora Gaze into the essence of life
会期 2024年9月27日(金曜日)~12月16日(月曜日)
前期:9月27日(金曜日)~11月5日(火曜日)
後期:11月7日(木曜日)~12月16日(月曜日)
※作品保護のため、前期と後期で一部展示替えがあります
展覧会フライヤー(表面、裏面) [PDFファイル/921KB]
湯河原の隣町・真鶴で、人知れず絵を描いていた高良眞木(こうらまき1930~2011)。社会運動家で童話作家の浜田糸衛(はまだいとえ 1907~2010)と共に暮らしながら、身のまわりの木や花、土地の風景や働く人々の姿を描きました。幼少期の自由学園での自由画教育や、アメリカとパリでの留学経験はあるものの、独学で絵とむきあってきた高良の作品は不思議な魅力をたたえています。対象にむけられた鋭い眼差しによって画面上に探りあてられた線や色彩は、迫真性を超えて存在感を放ち、観る者の心にせまってきます。
生涯孤高に絵を描き続けた高良の名は広く知られてはいませんが、その才能は美術批評家の瀧口修造、洲之内徹、画家の中川一政などに評価されています。日中友好と平和、フェミニズムの活動にも尽力した高良は、自らの眼と信念をもってこの世界をみつめ、自然と人と社会との共生を目指して生きたひとりの画家でありました。
本展では平塚市美術館の特別協力により、同館所蔵の主要な高良作品を軸に、初公開となるスケッチや挿絵原画、下絵などもあわせて約120点を紹介します。
特別協力:平塚市美術館 協力:高良留美子資料室、(一社)真鶴森の家
関連イベント
講演会「高良眞木の人と作品について」
10月6日(日曜日)13時30分~15時00分
講師:土方明司(川崎市岡本太郎美術館長、武蔵野美術大学客員教授)
会場:美術館1Fロビー
定員:50名程度(先着順・要申込)※受付開始(9月1日~)
参加無料(要観覧券)
スケッチワークショップ「感じて みる 描いて みる」
1日目:11月2日(土曜日)13時00分~16時00分
会場:町立湯河原美術館
2日目:11月3日(日曜日)9時00分~15時00分 ※予備日11月4日(月曜日・祝日)
会場:真鶴森の家(高良眞木旧宅庭)
講師:大谷まや(画家)
対象:中学生以上、2日間参加できる方 ※スケッチ初心者歓迎
定員:15名(先着順・要申込)※受付開始(9月27日~)
参加費500円(保険料、材料費)、1日目は要観覧券
画材はこちらで用意します。
詳細が決まり次第、本ページに情報を掲載していきます。
担当学芸員によるギャラリートーク
10月20日(日曜日)、11月17日(日曜日)、12月15日(日曜日)
いずれも10時30分~(40分程度)
会場:展示室3、4
申込不要、参加無料(要観覧券)
そのほか、子ども向け鑑賞ガイドをご用意しています。