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皆さま、ボンジョルノ~。こちらは朝晩の冷え込みが厳しく秋が深まってきました。秋といえば食欲の秋、読書の秋、スポーツの秋など色々ありますが皆さまはどんな“〇〇の秋”をお過ごしですか。
ティヴォリ市では今年はスポーツの秋にフォーカスし、年齢を問わずどなたにもスポーツに興味を持ってもらい、お気に入りのスポーツをみつけてもらいたいと第一回スポーツまつりが10月14日、15日、16日と3日間にわたって開催されました。
会場のガリバルディ広場には野外ステージ、スポーツ体験エリアが設置され、隣接した駐車場にはティヴォリ市内ほとんどのスポーツクラブの案内ブースがずらりと並びました。ステージではどのスポーツクラブでどんなスポーツが習えるのか各スポーツクラブに通っている生徒がデモンストレーションを行いアピールしていました。このイベントは大人はもちろんですが、子どもを持つ親にとってもとてもありがたかったのではないかと思います。というのもイタリアの学校は日本の学校のように放課後、スポーツが出来る部活動がありません。学校には基本的に運動場はありませんし、体育館を備えている学校もあまりありません。ですから各家庭は子どもが運動不足にならないようにどこかのスポーツクラブに連れて行きます。
人気があるのは男の子ならサッカー、水泳、空手で、女の子なら器械体操、バレエ、水泳でしょうか。水泳は全身を動かすからいいと初めてのスポーツに選ばれやすいです。ただ、子どもがどのスポーツに興味を示すか、先生との相性もありますし、決まるまでに日数をかけていろいろなスポーツクラブ巡りをしなければなりません。でも、今回のようなイベントに直接子どもを連れて行けば多種多様なスポーツの中からダイレクトに興味のあるスポーツを見つけられるし、自分もこんな事が出来るようになるかもと希望が膨らんだその足でクラブのブースに行って直接コーチや先生と話しながら検討出来たり、複数の体験予約が出来るので一石二鳥ならず三鳥、四鳥にも。私も実際に自分の子どもが幼かった時は子どもに合うスポーツを見つけるまで時間と体力を使ったのでこんなイベントがあったらずいぶん助かっただろうなと思いました。
3日間ともお天気に恵まれたスポーツまつり。大勢の市民、家族連れが訪れ、日が暮れても体験エリアでスポーツを楽しむ人達の声が秋晴れの空にいつまでも響いていました。
〈ステージのデモンストレーション(一部)〉
〇ヒップホップダンス
〇器械体操
〇ポールダンス(中学生の部)
〇エアリアルシルク(天井からつるしたシルクのヒモを使い空中パフォーマンス)
〈体験エリア〉
〇障がい者のためのスポーツ
〇バレーボール
〇バスケットボール
〈各スポーツクラブのブース〉
〇両脇にびっしり奥の建物までずらりとブースが並んでいます。
〇柔道
・空手同様にイタリア人の老若男女問わず人気があります。
〇自転車競技(マウンテンバイク)