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2023年02月05日(日曜日)忠州市レポート(名節(ソルナル)について)

ページID:0018119 更新日:2023年2月15日更新 印刷ページ表示

みなさま、こんにちは。
 
韓国の新年は、陰暦の1月1日(今年は陽暦の1月22日でした)を一年のはじまりの名節(ソルナル)の行事として祝うのが伝統です。
ソルナルが連休になり、故郷に帰る人々によって、「民族大移動」といわれるほど、交通機関がとても混雑します。
ソルナルの早朝は、多くの家庭で茶礼(チャレ)が開かれます。茶礼(チャレ)とは、ソルナルや秋夕(チュソク)といった名節の朝にされる、先祖の霊を迎え入れるための祭礼で、果物や肉、魚、ナ厶ル(野菜料理)ジョン(肉や魚、野菜の焼き物)などの特別な供養物をお供えをします。
 
名節1
 
祭礼が終わると、年上の家族や親族に感謝と敬意の気持ちをこめて敬礼(チョル)のあいさつをします。
そして子供たちはお年玉をもらったりしますが、もしかしたらこんな場面を韓国ドラマで、ご覧になったことがあるかもしれませんね。
そして、正月の朝食は、茶礼(チャレ)に供えた料理と平たく切った韓国餅とマンドウ(韓国の餃子)の入ったトクマンドウク(韓国お雑煮)をたべます。
 
名節2
 
韓国では一般的に数え年で年齢を言うので新年を迎えると一歳年をとることになります。
そして、年をとるという言葉を韓国語では“年を食べる”と表現します。なのでトク(餅)を食べることで年を食べることになるので、食べながらよく「また、一歳年をとった。」と話したりします。
そして食べるのは年だけではありません。“何かを決心する”ことを“心を食べる”と韓国語で表現します。
したがって韓国のお正月は“トク”を食べて、“今年はいい年にしよう”と決心するという意味にも繋がるそうです。
 
2023年が、湯河原のみなさまにとってご健康とご多幸であることを心よりお祈りいたします。
 
2023年2月5日