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皆さまボンジョルノ~こんにちは!
令和5年11月、8年ぶりに湯河原町でティヴォリ市と対面での友好親善都市交流が行われました。今回開催されたのは食文化交流です。
6月にティヴォリ市で湯河原町のシェフが本格的日本料理をティヴォリ市民に振る舞うというイベントが開催され大盛況だったため湯河原町民にもティヴォリ市のシェフが作る本場のイタリア料理を堪能していただこうとcena italiana in Yugawaraが企画されました。
11月7日、8日にトラットリーア ラ・ピーニャ湯河原で開催されたこのイベントは両日とも事前に応募された町民の方々で満席でした。
参加者に挨拶をするシェフ
今回フルコースを作ってくださったシェフはマッテオ・アゴヴィーノさんという方でティヴォリ市でZENZEROというレストランを経営されていて、季節感を大事に地元でとれた旬の野菜を使った料理を提供しています。
今回のシェフのコンセプトは“みんなが食べたことのないイタリア料理”
日本にはイタリアンレストランが全国各地に多数あり、有名な料理は食べたことがある方が多いのでは?ということであまり味わったことのない料理を経験してもらいたいと思ったそうです。
そんな思いで提供されたイベントのメニューは
前菜:カリフラワーのフリッテッレ ヨーグルトと西洋アサツキのソース
プリモピアット:白いんげん豆と旬のきのこのルスティケッレ
メインディッシュ:豚ヒレ マスタードとアーモンドスライスのソース添え
デザート:イタリアの焼き菓子ミックス
ティヴォリ地方で秋から冬にかけてよく食べられているものばかりで、特にプリモピアットのショートパスタが入ったスープは寒い日によく好んで食べられます。
シェフは最後の挨拶で「今回の料理は見た目は地味かもしれませんが旬の食材を使った地元ティヴォリで愛されている料理をぜひ味わって欲しかった」と仰っており、そのためにわざわざパスタ、白いんげん豆、焼き菓子をティヴォリから持ち込んで下さいました。
参加者の皆さんにもご満足いただけたようで「美味しかった!」「新しい料理を知れて良かった」などの言葉を最後にシェフにかけられていました。
そんなわけで大成功に終わったイベントですが、実は今回湯河原町に訪れたのはシェフチームだけではありませんでした。
この食のイベントの開催決定を聞いたティヴォリ市の旅行会社が、これを機に友好親善都市湯河原町のことを市民にもっと知ってもらおうとシェフの応援も兼ねた湯河原町訪問のツアーを組んだのです。なんと訪湯したティヴォリグループは総勢29名!11月5日から湯河原町に4泊滞在し、ボランティアガイドさんの力もお借りして観光はもちろんミカン狩りやバーベキュー等を楽しみ、ホテルでは温泉を体験し、カラオケ大会をして盛り上がりました。湯河原町の魅力に触れ、人の温かさに感動し、お互い密度の濃い時間を過ごしたので最終日は涙、涙のお別れでした。
今回訪れてくれた市民から湯河原町の評判が広まり訪湯するティヴォリ市民のみならずイタリア人観光客がますます増えることを願うばかりです。