本文
湯河原町の皆さん、
遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。
明るいニュースで始まりたいところでしたが、新年早々、ニューサウスウェールズ州は、大型台風の襲来により多大な被害を受けました。ちなみに、ポートスティーブンス市もその被害に見舞われ、落雷のせいで大変な数日間を過ごしました。
私の住んでいるショールベイエリアでは、丸2日間ほど停電になりました。天気は雨でしたが、夏なので、冷蔵庫を守るのに大変だった、というのが率直な感想です。お店も全てクローズとなり、街の中は、まるでゴーストタウンのような雰囲気でした。"一番大変だったのは何か?" と聞かれたら、電気もさることながら、インターネットや電話の通信すら遮断されたことでしょうか。ただ、私たちの場合は、ラッキーな方です。2-3日という短期間で停電は収まりましたが、シドニーやニューカッスルの一部地域では、未だに電気が回復しておらず、1週間近くも停電が続いているそうです。
停電により信号機が不能
ゴーストタウン化したショールベイ中心部
ポートスティーブンスエリアの台風による具体的な被害状況としては、以下のものが挙げられます。
まずは、ビーチの浸食。強風と高波により、ビーチの砂が大量に流され、海岸線が後退していました。次に、マリーナの損害。マリーナに係留されていたボートが損壊したり、係留設備が破損したりといった被害が発生。それと、道路の閉鎖。洪水や倒木により、多くの道路が閉鎖され、交通にも影響が未だに出ています。また、観光業への影響です。ホテルやレストランなどの観光施設も、停電や浸水などの被害を受け、営業を中止せざるおえない状況に陥りました。
現在、観光客も戻って来ているとは思いますが、台風後の海洋水の汚染により、水は茶色く濁っており、遊泳が難しい状況になっています。早く美しい海に戻ることを願うばかりです。
他の地域と比べたら、多分そこまで甚大な被害を受けなかったように思います。その理由として、海はあるものの、川がないというのが理由です。もしこのエリアに川があったら、洪水の被害にも見舞われていたことでしょう。