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湯河原町の皆さん、こんにちは。
ポートスティーブンス市は、現在、冬真っ最中です。
いつもの年より雨や強風の日も多く、暖房がなくてはならない毎日となっています。
晴れた日は、予想最高気温が18度と天気予報には書いてありますが、その下に表示される体感気温は、5〜10度くらいになっており、寒さに弱いオージーたちには、一番きつい時期になっています。
冬の海沿い
いつも6月には、冬に見られる動物も多いのですが、今年はまだ見かけておりません。
個人的にも今年は非常に寒く感じています。
ポートスティーブンス市は、現在日本との時差が1時間となっております。
但し、それはシドニー基準のタイムゾーンの場合です。今回は、タイムゾーン(時差)についてお伝えしようと思います。
オーストラリアは、実は国内でも一部の州に時差があります。それは、サマータイム(デイライトセービング)など関係なく存在します。
同じ国なのに時差があるというのは、違和感を感じますが、オーストラリア大陸は非常に大きく、日本の約21倍の面積。
東の端から西の端まで4000キロメートルもの距離があるため、オーストラリア国内に複数のタイムゾーンがあります。
●例えば、日本時間10時00分の場合
西オーストラリア州(パース)は、9時00分(日本との時差は、−1時間)。
ノーザンテリトリー(ダーウィン)とサウスオーストラリア州(アデレード)は、10時30分(日本との時差は、+30分)。
クィーンズランド州(ブリスベン)とニューサウスウェールズ州(シドニー)、タスマニア州(ホバート)は、11時00分(日本との時差は+1時間)。
但し、上記は通常時間の場合です。サマータイム(デイライトセービング)になると、更に複雑になります。
というのも、クィーンズランド州、西オーストラリア州、ノーザンテリトリーには、サマータイムが無く、年中同じタイムゾーンですが、その他の州は、サマータイムを実施しているため、更に時差が発生します。
●サマータイム時の日本時間10時00分の場合。
西オーストラリア州(パース)は、9時00分(日本との時差は、−1時間)。
ノーザンテリトリー(ダーウィン)は、10時30分(日本との時差は、+30分)。
サウスオーストラリア州(アデレード)は、11時30分(日本との時差は、+1時間30分)。
クィーンズランド州(ブリスベン)は、11時00分(日本との時差は+1時間)。
ニューサウスウェールズ州(シドニー)とタスマニア州(ホバート)は、12時00分(日本との時差は+2時間)。
見て頂くとわかりますが、タイムゾーンだけでなく、サマータイムが更に時間帯を複雑にします。
私が初めてオーストラリアに来た時、サマータイムについて知らなかったため、大変なことになりました。
冬にオーストラリアへ来るのは、時差も通常のため、あまり不便はありませんが、オーストラリアが夏の時期に来る場合は、注意が必要です。
ちなみに、サマータイム(デイライトセービング)とは、夏の間は日没が遅くなり、夕方の活動時間が長くなります。
サマータイムの開始は、毎年10月の第1日曜日の午前2時に時計を1時間進めて午前3時にします。
また、サマータイムの終了は、毎年4月の第1日曜日の午前3時に時計を1時間戻して午前2時にする、という仕組みです。
携帯やパソコンの時間は、自動的に変更されるため、言われるまでそれに気がつかないこともあります。
自分で変更しなくてはいけないのは、家の壁にかけてあるアナログ時計くらいでしょうか。ある意味、面白いですよね。
ポートスティーブンスの夜明け(朝6時頃)
ポートスティーブンスの夕暮れ(夕方5時頃)