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2021年06月08日(火) 忠州市レポート（法住寺（ポプチュサ））
みなさまこんにちは！
先月5月は家族の月として紹介いたしましたが、5月5日の子供の日の休日のほかに、お釈迦様のご聖誕日、5月19日の休日もありました。5月に入ると、お寺の近くの街や道なりは、ちょうちんで飾られ、五月晴れの空に、そよ風にゆらめくちょうちんを眺めると、なんだか別世界にいるような気がして心がなごみます。
韓国に来た当初、お釈迦様のご聖誕日や、クリスマスが国民の休日ということがとても不思議でしたが、街を歩くと、お坊さんや尼さん、シスターをよく見かけたりもします。
ある日、ソウルに遊びに行った時、日中はあまり気がつきませんでしたが、夜になると教会の赤色にこうこうと輝く十字架が、あちらこちらに見えたりなど、教会の多さに驚いた記憶もありますが、宗教を問わず信仰深い国民性であることが感じられました。韓国の宗教人口は全人口の約50％で、キリスト教が約28％、仏教が約22％です。現代では、儒教を信仰している人は少なく、約0.5％ですが、旧正月(ソルラル)や秋夕(チュソク)に行なわれる先祖供養の儀式や、年長者を敬う習慣は、儒教精神からくるもので、家の伝統として残っています。
さて、今月は、忠州市から車で1時間半ほどの忠清北道にある、ユネスコ世界遺産にも登録されている、法住寺をご紹介いたします。
法住寺は、忠清北道報恩郡（チュンチョンプクドポウングン）の名山として知られる俗離山（ソンニサン）の麓にある古刹で、韓国の最大仏教宗派である曹渓宗の第5教区本寺です。
お寺に向かう道の途中には、お土産屋や宿泊施設が多くあり、さらに進むと山道になり「湖西第一伽藍」と書かれた門にでます。
法住寺の正門「金剛門」（クムガンムン）
色鮮やかなちょうちんのアーチをくぐりぬけると、その向こうに「四天王門」があります。
訪れる人々を圧倒する巨大で荘厳な「金銅弥勒大仏」
韓国唯一の木造五重塔 国宝第55号「捌相殿」（パルサンジョン）
国宝第5号「双獅子石灯」
宝物第15号「四天王石灯」
法住寺には国宝3点、宝物12点をはじめ、有形文化財・無形文化財や天然記念物が数多くあります。
また、ここではテンプルステイもでき、豊かな自然のなかで静かに自身をゆっくりと振り返り、心をリフレッシュする時間を過ごすことができます。
2021年06月08日 08時44分
