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2026年2月17日(火)ポートスティーブンス市レポート(州内で相次ぐサメ被害)

ページID:0028575 更新日:2026年2月17日更新 印刷ページ表示

ポートスティーブンス市レポート(州内で相次ぐサメ被害)

湯河原町の皆さん、こんにちは。

オーストラリアのニューサウスウェールズ州(NSW)では、今年に入り、わずか数日間に複数のサメ襲撃事件が発生し、地元住民や観光客に衝撃を与えています。

1月19日の日曜日、シドニー東部のニールセン・パークで12歳の少年が岩場から飛び込んだ際に襲われ、後日、病院にて亡くなりました。
翌20日月曜日には、シドニー北部のディー・ワイで11歳の少年のサーフボードが噛まれ、同日午後にはその約5キロ南のマンリーで27歳の男性サーファーが襲われました。
そして21日火曜日には、州中北部沿岸のポイント・プロマーでサーファーが軽傷を負いました。
すべての事件でブルシャークが関与しているそうです。
なお、昨年9月にはシドニー北部のロングリーフビーチで50代の男性サーファーが死亡する事故も発生しており、11月には州中北部のクラウディ・ベイで25歳の女性が死亡、26歳の男性が重傷を負う事故も起きています。

なぜこれほど短期間に集中したのでしょうか。
専門家によると、事件直前の激しい降雨が海に大量の雨水を流し込み、水中の視界が悪化したことを指摘しています。
豪雨後は栄養分が海に流れ込むことで魚が増え、それがサメを引き寄せるといいます。
また長期的原因として、クジラの個体数増加によりホオジロザメの餌が増えたこと、海水温上昇により温暖な水を好むブルシャークがシドニー周辺に長く留まるようになったことが挙げられています。

シャークアタック

写真:NBN newsより引用

 

それでも専門家は「サメに襲われるリスクは統計的には依然として非常に低い」と強調しています。
昨年オーストラリアでは推定6億回もの海岸訪問があった一方、サメによる負傷者は年平均約20件です。
当局は豪雨後の遊泳自粛など、予防策の徹底を呼びかけています。
因みに、ポートスティーブンスのサメ事情についても触れておきます。

ポートスティーブンス沿岸と河口のエリアでは、1898年から2020年の間に18件のサメ襲撃が記録されています。
しかし注目すべきは、これだけの件数があるにもかかわらず、致命的な事故は1件も記録されておりません。
ポートスティーブンスは州内25の沿岸自治体の中で、検出された個別のサメの総数で5位、検出総数で8位にランクされています。
つまり、サメの生息数は比較的多い地域なのです。
ただし、専門家は「サメの生息数の多さが必ずしも人間との事故の多さに相関するわけではない」と指摘しており、ポートスティーブンス内の河口で発生したホオジロザメによる最後の深刻な事故は10年以上前です。
致命的な襲撃事故は起きておらず、今のところ比較的安全な地域とされております。

ですが、このエリアでも、シャークレポート(サメ目撃情報)が週に何度か報告されているため、適切な警戒は必要です。
特に夜の海は、サメの活動が活発化しているため、暗くなったら絶対に海に入らないという基本を守り、安全に海水浴を楽しみたいです。

 

地図①

地図②

画像: Dorsal Shark reportより引用