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湯河原町の皆さん、こんにちは。
オーストラリアは、12月に入り高温日が続いております。
12月7日から、ニューサウスウェールズ州は深刻な森林火災(ブッシュファイヤー)の発生が相次いでおり、州内の複数のコミュニティに影響を及ぼしております。
約76件の火災が発生し、そのうち20件が制御不能な状態となり、1,500人以上の消防士と300台の車両が州全域に配備される緊急事態となっています。
最も深刻な被害を受けているのは、セントラルコースト地域(シドニーとポートスティーブンスの中間にあたるエリア)で、特にクールウォングの町では16軒の住宅が全焼しました。
クールウォングでは気温が41℃に達する極端な暑さと強風により、火災は急速に拡大し、消火活動は極めて困難な状況です。悲劇的なことに、この消火活動中に州の消防士1名が殉職しました。
そして、現在も消火活動が続いております。

M1 Pacific Highway の様子
主な火災地域は以下の通りです。
◯セントラルコースト: クールウォング、フィーガンズベイ、ウォイウォイベイ周辺
◯ミッドコースト : ブラデラ地域
◯レイクマッコーリー : レッドヘッド地域
◯アッパーハンター :ゴールバーン川国立公園
州政府と連邦政府は6つの地方自治体に自然災害を宣言し、被災したコミュニティへの緊急財政支援と復興支援を開始しました。

強風により更に加速するブッシュファイヤー
今回の火災の深刻さは、特定の環境条件に起因しています。
オーストラリアは2019-20年の壊滅的な「ブラックサマー」森林火災の後、数年間にわたり多雨に見舞われ、植生が豊富に再生しました。
しかし、ここ数か月は平均を下回る降雨量となり、危険なほど乾燥した可燃物が蓄積されています。
今夏はブラックサマーから約5年が経過し、過去の火災による保護効果が薄れています。
研究によると、湿潤な気候条件により中層植生(低木や再生ユーカリなど)の燃料レベルが非常に高くなっており、これらが炎の「梯子」となって樹冠に到達し、火災の激しさを劇的に増加させています。
2019-20年の森林火災シーズンは、ニューサウスウェールズ州にとって史上最悪のものでした。
数か月にわたり、26名の命が失われ、2,448軒の住宅が破壊され、州内で550万ヘクタールが焼失しました。
この前例のない規模の被害は、長期的な干ばつ、極端な気温、そして緊急サービスをかつてないほど試す継続的で激しい森林火災によってもたらされました。
州首相は、12月は「かなり厳しい」状況になり、シーズンを通じてさらに多くの森林火災が予想されると警告しています。
気候変動はますます不安定な気象パターンに寄与しており、火災の危険性が高い地域に住むすべての住民にとって、適切な備えが不可欠となっています。
当局は、避難計画の準備、住宅周辺の防火帯の維持、そしてニューサウスウェールズ州農村消防局の「Fires Near Me」ウェブサイトやアプリなどの公式チャンネルを通じた情報収集の重要性を強調しています。
災害アプリで現状を常に確認
気候条件、燃料の蓄積、継続的な干ばつの組み合わせは、ニューサウスウェールズ州全域のコミュニティが今シーズン中も警戒を続け、ブラックサマーと同等またはそれを超える危険な状況に備える必要があることを示唆しています。
ポートスティーブンス市は、火災現場から離れているにも関わらず、毎日煙が風に乗って流れて来ており、屋外は煙の臭いに包まれています。
そのため、窓を開けることすら難しく、家の中では、エアコンと空気清浄機を稼働させております。
この暑さによる森林火災が早く収束することを願わずにはいられません。
皆さんもお身体にお気をつけて、良いお年をお迎えください。