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湯河原町の皆さん、こんにちは。
日本は6月だと梅雨の季節になるかと思いますが、こちらオーストラリアは、本格的な冬を迎えています。今回は、この時期ならではの話題をお届けします。
まず気候について。ポートスティーブンスの6月は日中の最高気温が17℃前後、朝晩は10℃前後まで下がります。日本の梅雨のようなじめじめした空気とは違い、晴れた日が多く、空気が乾いてカラッとした「冬」が特徴です。とはいえ日が短くなり、朝晩はしっかり冷え込むので、地元の人々もコートやニット帽で防寒しています。ビーチ沿いの街なので、風が強い日は体感温度がさらに下がり、住民たちも「今日は冷えるね」と挨拶代わりに天気の話をするのがこちらの日常風景です。
そして6月といえば、なんといってもザトウクジラの北上回遊シーズンの始まりです。南極海の冷たい海で夏を過ごしたクジラたちが、繁殖と出産のために暖かいクイーンズランド沿岸を目指して北上を始め、毎年4万頭以上がポートスティーブンス沖を通過していきます。この時期は沖合はもちろん、丘の上の展望スポットからも潮吹きやジャンプの姿が見られることがあり、地元では早くも「今年は何頭見られるか」と話題になっています。
クジラがジャンプしている様子(ボートハーバー)
ネルソンベイの観光案内所では、6月いっぱい「Marine Creatures – Great and Small」という無料の体験型展示が開催されており、クジラの実物大模型や拡張現実(AR)を使った体験コーナー、海の生き物の彫刻などが並び、子供たちにも大人気です。6日と27日には専門家による無料トークイベントも予定されており、こうした自然への関心の高さが地域全体に根付いているのを感じます。
暦の話題としては、6月8日は「King's Birthday(国王誕生日)」というニューサウスウェールズ州の祝日でした。実際の国王の誕生日とは関係のない日付に設定される伝統的な祝日で、日本の祝日の考え方とはかなり違うところが面白いポイントです。多くの家庭がこの三連休を利用して外出やバーベキュー、小旅行を楽しみ、冬でも屋外で過ごすオーストラリアらしいライフスタイルが垣間見えます。
セーリングも盛んな時期に(ネルソンベイ)
さらに6月17日には、ラグビーリーグの人気シリーズ「State of Origin」の第一選が開催されました。毎年恒例のラグビーリーグです。州を代表する強豪チームが出場し、今年は、ニューサウスウェールズ州からブルーズ、そしてクイーンズランド州からマルーンズの対抗戦にオーストラリア中が沸きました。ポートスティーブンスのボウリングクラブなど地元のパブでは、大画面で試合が中継され、住民たちがビールを片手に集まって声援を送る光景が見られました。日本の甲子園やプロ野球観戦にも似た熱気があり、スポーツ観戦が地域のコミュニケーションの場になっているのも、こちらならではの文化だと感じます。
日本とはまったく異なる季節ですが、それぞれの土地ならではの「冬」を感じていただければ幸いです。7月は、スクールホリデーに入るため、様々なイベントが開催される予定です。そちらもぜひ次回のレポートでお伝え出来ればと思います。