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2018年08月01日(水)忠州市レポート(韓国の人々が愛する料理、サ厶ゲタンを紹介)

ページID:0005963 更新日:2018年8月1日更新 印刷ページ表示

おいしそうなサムゲタン

おいしそうなサムゲタン


猛暑の中、どのようにお過ごしでしょうか。蒸し暑さで体力も気力も落しがちですね。それで、今月は韓国の人々が愛する料理、サ厶ゲタンを紹介いたします。

 朝鮮人参の参を韓国語で発音するとサムと言い、鶏をゲと発音して、それが合わさった言葉がサ厶ゲタンです。この料理は高麗時代から疲労回復のために食べていたという記録が残っているほど長い歴史があります。

サ厶ゲタンといえば温かいスープが冬の料理と思いがちですが、主に使われる鶏肉と朝鮮人参は体内を温め、夏に汗をながしながら食べるサ厶ゲタンはまさに食欲を増進する、スタミナ料理です。

 日本では「夏の土用の丑の日」は、鰻を食べたりしますが、そんな土用の丑の日は、韓国にもあります。韓国では伏日(ポンナル)と呼ばれる日が、毎年7月〜8月にかけて3日あり、それぞれ初伏(チョボク)、中伏(チュンボク)、末伏(マルボク)と呼ばれています。

 初伏(チョボク)から末伏(マルボク)までの期間は、1年で最も暑い時期のことをあらわし、その日に暑さをのりこえ、夏ばてしないように、栄養のある料理を食べる習慣があります。

その中で代表的な料理がサ厶ゲタンです。おいしくて、材料さえそろえば、手軽にできる料理なのでみなさんもぜひ、ご家庭で韓国の本場の味を楽しんでみてください。

2018年7月30日執筆

 

~ サ厶ゲタンの作り方 ~

材料


サムゲタンの材料

 

【材料】
♡鶏肉 (頭と足先を落として内臓を除いたもの) 小1羽
♡もち米(水で洗い浸けおきしたもの) 約カップ1月3日
 ♡干しなつめ 2コ
♡ねぎ(少々)
♡朝鮮人参 2本
♡にんにく 3かけ
♡しょううが(少々)
♡塩 適量
♡こしょう 適量
 
煮てます

サムゲタンの材料を入れて鍋で煮ます
 

【つくり方】
 1 鶏に詰める具の下ごしらえをする。もち米は洗って水に30分間ほどつけ、ざるに上げて水けを きる。朝鮮にんじん(1本)は洗って、縦2~3等分に切る。干しなつめ とにんにくは洗う。 しょうがは皮をむいて薄切りにする。
 2 鶏の首と尾の部分を切り落とす。
 3 鶏は腹の中をよく洗う。
 4 鶏の尾のほうの穴から、干しなつめ(1コ)・もち米・にんにく(1コ)朝鮮にんじん(1本)・しょうがを詰める。左右の足を中央でからませる(足を組んだようにして、中身がでないようにする。)
 5 鶏肉がひたるほどのみずを入れ、残りの干しなつめ(1コ)にんにく(2コ)朝鮮にんじん(1本)ねぎ(10センチぐらい)と一緒に煮る。
 6 煮たったら弱火にして2~3時間、(水面から出ないように汁を足しながら)煮る。
 7 出来上がったら、ねぎ、塩・黒こしょうを各自の好みので入れる。