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仰城(アンソン)温泉の入り口
オレンジ色の屋根が鮮やかな仰城(アンソン)温泉の建物
温泉の建物の中のロビー
ピネ道の入口
ピネ道から見える韓国の田舎の風景
ピネ島入口にはロケ地になった映画などの内容が紹介されています
ゴンドラご飯と清麴醬(チョングジャン)
ゴンドラは多年草植物で流通している物はほぼ栽培されたものです
乾燥させたゴンドラ
色とりどりの紅葉が美しい秋、韓国ではまだ10月末なのにもうダウンジャンバーを着るほど寒くなってきました。
今月は忠州市の温泉、自然、グルメを紹介します。
湯河原町と姉妹都市として結ばれている忠州市は温泉が有名ですが、前号に紹介した水安保(スアンボ)の弱アルカリ性温泉につぎ仰城面(アンソンミヨン)陵岩里(ヌンア厶リ)は炭酸温泉として有名です。
炭酸温泉水は地下600メートル以上の深さから湧出され、25度~38度の温泉で高い濃度の炭酸が含まれていてとても珍しく貴重な炭酸温泉水です。炭酸濃度が濃く不純物が少ないのが仰城(アンソン)炭酸温泉水の特徴です。
浴場に入るとすでに鉄のような独特な臭いがして温泉水の色も少し茶色がかっています。
この臭いと色だけでもはや体にいい!効能が高そう!と感じます。
源泉水に入ると少し冷たいような気もしますが2分以上浸かっていると体一面についている炭酸気泡が皮膚に吸湿し毛細血管を拡張し血液の循環を促進します。
源泉風呂の横には源泉を温めた風呂があるので交互に入りながら温泉を楽しむことができます。
疲労回復、神経痛、筋肉痛、関節痛、高血圧、糖尿病、動脈硬化、慢性便秘など、様々な疾病に卓越した効能のある薬水温泉として多くの人達に利用されています。
この仰城炭酸温泉の駐車場から田舎の風景の美しいピネ道というハイキングコースがありその道はピネ島という川の中間にあるとても小さい島に続いています。
その島は自然が美しくたくさんの映画やドラマのロケ地としても使われています。
夏の季節には家族キャンプでにぎわい、秋はすすきの風景がきれいです。
温泉地の近くにはおいしい食堂がたち並び食も楽しめます。
そのなかでゴンドラご飯と清麴醬(チョングジャン)という韓国料理のお店があります。
ゴンドラは多年草植物の種類の一つで5~6月に食たべごろで摘み取った草は乾燥させて保存します。ご飯と一緒に炊くと独特な香りと食物繊維が多く含まれていて、清麴醬(チョングジャン)という大豆を発酵させた味噌チゲと合わせてウエルビー食品として人気を集めています。
韓国の食堂はおかずが沢山ついてくるのでそれもまた楽しみの一つです。
秋の深まる季節に心と体が温まる温泉地でのひとときが最高の休息ですね。
2018年 10月28日 執筆