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4月5日はティヴォリ誕生の日。今年でなんと3233年目を迎えました。 AUGURI(おめでとう) TIVOLI !!
ということはティヴォリは紀元前1215年には既に存在していたことに。
この時の日本はというと…縄文時代でしょうか。
古代ローマ帝国建国が紀元前753年ですからそれよりもっと歴史深い街ということになりますね~。
ちなみに当時はティヴォリではなくティブルと呼ばれていました。
記念すべきこの日は毎年ティヴォリ市役所の聖ベルナルディーノ広間で市長から祝辞のあいさつ、そして前年度の市役所退職者へ長年の功労を表彰し賞状と盾が贈呈されます。
4月8日の日曜日にはローマ時代のウェスタの巫女による聖なる炎の点火の儀式の再現イベント。
ウェスタとは かまどの女神のこと。
巫女達の務めはこの聖なる炎を決して絶やさないこと。
この炎はローマ帝国の安定と永続を意味するからです。
巫女は貴族階級の6歳以上の娘から選出され最低30年の任期と純潔を守ることが義務でした。
午後5時、巫女達は市内中心の広場からTempio di Vesta(ウェスタの神殿)までパレード。
厳かに神殿に巫女たちが昇りつめ点火を行った瞬間はまるで古代ローマ時代に戻ったよう!
参加者全員でティヴォリの誕生の日を祝い、拍手喝采 。
そのあとパレードは最終目的地の LaTomba Della Vestale Cossinia (ウェスタの巫女コッシニアのお墓)へ。
コッシニアは66年間も巫女として仕えたそうです。
お墓の前でお祈りを捧げパレードは終了。
参加した市民の皆さんにはローマ時代に実際に食べられていたというお菓子とお酒がふるまわれました。BUONI!(おいしい)
2018年4月13日 執筆