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2018年10月01日(月) ティヴォリ市レポート（Sagra del pizzuTello(サグラ デル ピッツテッロ)）
カタツムリのトマトソース煮込み
ピッツテッロ
プロイエッティ市長と生産者達
ピッツテッロを使ったお菓子
収穫を祝う踊り
巨大なぶどう婦人
今月は9 月15日，16 日に行われたぶどうの収穫祭の様子をお伝えします。
ピッツテッロとは、ティヴォリ名産のぶどうの品種名です。水量豊富なティヴォリだからこそ栽培可能な品種です。栽培方法が大変難しく、現在はかなり生産者が減ってしまいましたが、昔はアニエネ川周辺100ヘクタールの畑で栽培されていました。実がアーモンドのように細長く少し曲がっているので、市民からは角のぶどうとも呼ばれています。種類は白、赤と2 種類あり、どちらも実がしっかり詰まっていて皮が薄いのでまるごと食べられ、糖度がとても高いのが特徴です。
15 日は、ピッツテッロが栽培されているリオーネ・コッレという地域で前夜祭が行われたのですが、この日だけ民家が数軒解放され、ティヴォリ在住のデザイナー達の洋服が展示・販売されたり、ティヴォリの郷土料理(カタツムリのトマトソース煮込み、金時豆のパスタなど)が楽しめる屋台があったり、深夜遅くまでとても賑わっていました。
16 日は、市役所近くのプレビッシート広場で今年70 回目を迎える収穫祭が盛大に行われました。設置されたステージには、生産者たちの収穫したピッツテッロが飾られとても華やかでした。ピッツテッロはもちろん、この時期限定ピッツテッロ使ったお菓子、地場産品を販売するテントも並び、この日を待っていたかのように続々と市民が集まり広場は大賑わい。ステージでは、農民の衣装に身を包んだ女性たちが収穫を祝う踊りを披露し盛り上がったところでプロイエッティ市長登場。生産者への感謝・賛辞が述べられ大勢の人達も惜しみない拍手を送りました。そしてこの後嬉しいサプライズが！！生産者達から広場にいた参加者全員にピッツテッロが配られました！ 甘いぶどうを味わいながら歴史のあるピッツテッロの栽培を引き継いでくれる若者が増えることを祈りました。
2018年9 月27日 執筆
