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新年明けましておめでとうございます!!
先日忠州では雪が降りとても寒かったですが、1年ぶりにみる真っ白に包まれた雪景色がとても美しかったです。
今朝の気温はマイナス11度という寒い冬に、日本人にとって何とも恋しいのは体も心もホカホカ温まる温泉です。
湯河原の皆さんは温泉が町内や家でも楽しめるところに住んでいらっしゃるのでとても夢のような羨ましい話ですね。
今月は忠州から車で50分ぐらいに位置するチョジョンリにある鉱泉炭酸温泉を紹介いたします。
チョジョン温泉の鉱泉炭酸水は地下100メートルの石灰岩からでる無菌炭酸泉で人体に有益な鉱物質が含まれています。
世界鉱物学会ではアメリカのシャスタ、イギリスのナポリナスナと共に世界3大鉱泉水のひとつとして選ばれています。
したがって水質がよく特に老化した細胞を刺激して体内の機能を活発にさせ、血圧を正常化させるラジウム成分が豊富に含まれています。
600年ほど前に発見され東国興地勝覧という本に、世宗大王がここで60日間泊り、眼疾を治療したと記され、また朝鮮王朝実錄には清州から東に39里につらい味のする薬水が出るところがあり、そこで入浴すると皮膚病が治る記されているそうです。
温泉地に着くと横に大きな炭酸飲料工場もあり、スーパーでよく見るサイダーがここの天然炭酸水を利用して作られていたのだと分かりました。
外には温泉水を持って帰れる水汲み場ももうけてあり、特に夏場は沢山の人達が汲みに来るので長い列になります。
温泉の中に入ると、緑色のお茶風呂、泥水のような鉄の匂いの強い鉱泉風呂、そして炭酸水源泉の風呂があります。
炭酸水源泉は水風呂なので、冬場は冷たくて全身入るのに時間がかかりますが入ると皮膚のデリケ─トなところや少し傷のあるところなどは少しヒリヒリと感じられ、また炭酸の気泡が肌につき効能のよさを感じられます。
お風呂の後はTシャツに着替えてサウナに行き寝転びながらまたひと汗かくと日々の疲れがいやされます。
韓国は家ではあまりお風呂にお湯をためて入らず、シャワーが多いのでお風呂とサウナを家族や友達と行くことが日本より多いのではないでしょうか。
サウナでタオルを羊の耳のように作ってそれを頭にかぶってみたり、サウナで食べる間食の定番の茹で玉子とシッケ(お米で作ったジュース)を味わいながら、家族や友人たちとの会話を楽しみ、温泉とサウナで心と体をリフレッシュすることが嬉しいひとときですね。
2020年も湯河原の皆さんのご健康とご発展を韓国の忠州より祈願いたします。
2019年12月29日