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2019年08月08日(木))ティヴォリ市レポート(ティヴォリのテルメ)

ページID:0006134 更新日:2019年8月8日更新 印刷ページ表示

ティヴォリのテルメ


皆さま、こんにちは。日本はいよいよ夏本番でしょうか。夏休みのご予定を立てている方も多いのでは?

 今月はティヴォリのテルメ“Acque Albule”のご紹介です。Acque は水Albuleはラテン語で白っぽいという意味。

その名の通りテルメ施設から1kmほど離れた源泉湖(写真1)から乳青色で23℃の冷泉が湧き出ています。

 泉質は濃度の高い硫黄炭酸冷泉で硫化水素、炭酸カルシウムを含んでいます。

この源泉湖はローマ帝国初代皇帝アウグストゥス帝の時代から有名で複数のラテン語文献にも記されています。

 源泉湖より直接水を引き現在のような施設が整ったのは1800年代終わりから。

 特に負傷した軍人を癒すのに最も適した冷鉱泉だったそうですが慢性皮膚炎、呼吸器疾患、リュウマチ、泌尿器系によく効くそうです。

 効能を活かした治療設備も整っておりネブライザー(300席 写真2)、エアロゾル、ミネラルを含む泥パックセラピー、ジェットバスの中での理学療法、打たせ湯など自分の疾患に適した治療を受けることが出来ます。

 皮膚科医、耳鼻咽喉科医も常駐しており診察も可能です。

 施設は「ティヴォリテルメ」とそのままの名前が付いた町の主要道路に面して建てられておりこの辺りに来ると硫黄泉特有の臭いがするのですぐ分かります。

 近くには有名な大理石トラバーチンの採石場があります。ティヴォリ中心からは車で15分ほどローマからも30分くらいで来れます。

 門(写真3)を抜けエントランスを入って正面が受付(写真4)、左が治療の受付です。

 屋外冷鉱泉プールまたは屋内温水プール込みのスパゾーン(写真5)を選択できますが屋外プールのみ6月から9月の2週目くらい(天候による)までのオープンです。

 学校の夏休みが6月からなので共働きの家庭のために有料のミニクラブという一週間単位で子供を預かるサービスがあります。

12ヘクタールもの敷地には中央にレストラン兼バール、(写真6)4つの広々とした屋外プールがあり青々とした芝生とヤシの木に囲まれ、まるで南国リゾート!(写真7)プールで楽しみながら冷鉱泉の効果も得られるなんて一石二鳥ですね。

 炭酸が強いので体がシュワシュワ刺激され歩くだけでも血行促進効果があります。

ただ屋外プールは源泉と同じ23℃でかなり冷たく入るときは少々勇気がいります。

 温泉がお好みの方は別料金ですがデイスパがおススメです。

35~37℃に加温されたプール、サウナ、トルコ風呂を利用できます。
リラックスルームでゆったりしたり各種マッサージも出来るので自分へのご褒美にいかがでしょうか。

 温泉成分配合のスキンケア商品(写真8)も購入できます!

ホテルも隣接されているのでバカンスシーズンの今は国内外の長期滞在のお客様もたくさんいらっしゃり一日平均利用者は2000人強だそうです。

 一日冷鉱泉浴を楽しんだ後は本当に体が軽くなり疲れがとれるので14ユーロの入場料は高くないのではないでしょうか。

1月、2月のメンテナンス時期以外は年中オープンしていますので機会があればぜひお立ち寄りください。


ティヴォリのテルメ 

写真1

ティヴォリのテルメ


写真2

ティヴォリのテルメ


写真3

ティヴォリのテルメ


写真4

ティヴォリのテルメ

写真5

ティヴォリのテルメ


写真6

ティヴォリのテルメ


写真7

ティヴォリのテルメ


写真8