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新緑の季節を迎えました。皆さま、いかがお過ごしですか?
とても楽しみにしている「湯かけまつり」が近づいてきました。湯かけまつりは、神輿が「湯」を浴びながら温泉街を練り歩くお祭りで、神輿の担ぎ手だけでなく沿道の観客もずぶ濡れになる痛快なお祭りです。
「湯」と言いましても、ここは湯河原、「温泉」を浴びせかけます。まさに、源泉かけ流し(?)です。
運営スタッフは、沿道へ樽を用意し、開始数時間前からそこへ源泉を入れて回ります。これが、結構大変で、と言うのも、源泉の温度が60度ぐらいはあるのでとても熱い作業になります。本番までには、冷めて丁度良い温度になるようです。
最近では少なくなりましたが、ここからスタッフと地元の子供たちとの競争が始まります。子供たちは、祭りが始まる前から、注いだばかりの温泉をかけ合い始め、スタッフは空になりかけた樽に温泉を注ぎ足す。私もスタッフとしてお手伝いしていた時は、「やめてくれ~」とつぶやいていましたが、スタッフを外れて傍観していると実に面白い光景でした。そして、祭りが始まると、沿道でお湯をかけ合うグループ、樽に入ってしまう強者などなど、これも面白い光景が見られましたが、「お湯は神輿にかけましょう」というスタッフの声も楽しそうでした。
また、以前は、樽から温泉を汲む湯桶にはこだわりがあり、私の年代ならば誰でも知っている黄色の「ケロリン桶」でした。きっと若い方々も何処となく懐かしさを感じると思いますが、数も年々減って、現在では入手が困難で別物になっています。
湯かけまつりでの運営スタッフのお話をしましたが、湯河原を代表する伝統的でとても楽しい祭りです。皆さんこの機会にぜひご参加ください。
祭りの詳細や迫力ある画像は、湯河原温泉公式観光サイトでご覧いただけます。
◆日時
・令和7年5月24日(土)
・19:30町立湯河原美術館スタート~
20:00万葉公園~
20:50泉公園到着
◆湯かけまつりの案内
https://www.town.yugawara.or.jp/event/972/<外部リンク>