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湯河原文学賞
湯河原は、国木田独歩、夏目漱石、島崎藤村、芥川龍之介、山本有三、谷崎潤一郎など近代文学史の上で活躍し、数限りない名作を残した文豪が多く訪れました。このように多くの文人墨客に愛された温泉地・湯河原の文化を全国に発信し、歴史文化を観光資源の一つとして地域の活性化につなげることを目的に、2001年記念事業の一つとして、『湯河原文学賞』が始まり、平成13年度から実施しています。
俳句の部
俳句作品募集
令和5年8月1日から9月15日まで「友」をテーマにした俳句を募集し、全国から2,362句の応募がありました。
俳人・黛まどかさんによる選考の結果、16作品が入賞し、受賞作品は次のとおりです。
賞 | 俳句 | 氏名(敬称略) | 住所/学校名 |
---|---|---|---|
一般の部 最優秀賞 | 進学の友に背を向け畑を打つ | 石黒 和風 | 神奈川県平塚市 |
一般の部 優秀賞 | さあ上がれ膝を崩せと心太 | 清水 呑舟 | 神奈川県茅ヶ崎市 |
高校生の部 優秀賞 | 夏の海二人の足跡置いていく | 定森 優斗 | 山口県立下松工業高等学校 1年 |
高校生の部 優秀賞 | 白靴の光を浴びて友走る | 横溝 惺哉 | クラーク記念国際高等学校仙台キャンパス 3年 |
小・中学生の部 優秀賞 | 夕焼と友と遊んだ日々はどこ | 東 直樹 | 東海学園東海中学校 1年 |
小・中学生の部 優秀賞 | 引っ越すと言われた帰り夕立かな | 澤崎 有 | 東海学園東海中学校 1年 |
入選 | 登校も下校も三人蝉時雨 | 和田 秀子 | 神奈川県茅ヶ崎市 |
入選 | 俳諧の友こそいのち朴の花 | 須藤 剛一 | 静岡県熱海市 |
入選 | 酌み交はす筈の友逝き桜の夜 | 陌間 みどり | 神奈川県小田原市 |
入選 | 揚花火恋とも違ふ友ばかり | 蔵 堯子 | 石川県金沢市 |
入選 | サングラス外し仲間に戻りけり | 二見 和江 | 神奈川県南足柄市 |
入選 | 当たっても外れても笑う雪つぶて | 奥谷 和樹 | 大阪府大阪市 |
入選 | ともだちが去りてふらここ揺れ残る | 森尾 広志 | 福岡県北九州市 |
入選 | 水切りに二つの声が跳ねる夏 | 櫻田 航大 | 大阪府大阪市 |
入選 | 絶交はこれで五回目いわし雲 | 村瀬 ふみや | 北海道千歳市 |
入選 | 返杯の叶わぬ酌や朧月 | 塩津 誠治 | 岡山県岡山市 |
参考
湯河原文学賞入賞作品展
多くの方々に俳句作品に触れていただけるよう、今年度の新たな取組みとして、入賞作品を書作品として展示を行う「湯河原文学賞入賞作品展」を実施します。
期間 | 会場 |
---|---|
令和5年10月21日(土)~令和5年10月31日(火) |
町立湯河原美術館1階フリースペース |
令和5年11月18日(土)~令和5年11月26日(日) |
湯河原駅改札横 |
秋風の湯河原句会 ※参加申し込みは終了しました。
黛まどかさんとともに、星が山公園を散策し、目に映る風景を詠んだ俳句を投句(1人2句)する吟行会を開催します。
また、投句後に黛まどかさんの講評会の中で、優秀作品の発表を行い、各賞受賞者には、素敵な賞品が贈られます。
日時
10月28日(土) 12:30~
※雨天決行
参加料
無料
集合場所
湯河原町商工会館(湯河原町土肥1-7-1)
※散策場所は、星が山公園です。
小説の部
※小説の部は、令和元年度をもって終了しました。