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メルマガ湯ったりトーク 第331号(令和4年3月15日配信)

ページID:0013305 更新日:2021年12月1日更新 印刷ページ表示

ミステリー作家の第一人者、そして、湯河原町の名誉町民であります「西村京太郎先生」が、3月3日にご逝去されました。

謹んでご冥福をお祈りいたします。

 

皆さんご存知のように、京太郎先生は、晩年の執筆活動の全てを、湯河原の地で取り組んでおられました。

 

私が知る限りの近況をお伝えすると、昨年、体調を崩され12月に町内の病院へ入院され、病院関係者の方々の手厚い看病のもと、令和4年の新年を病床にて迎えられました。

しかし過日、看護のかいなく、お亡くなりになりました。

 

ご逝去されたことが正式に公表される前の、3月5日、6日の日程で、通夜式、葬儀告別式が、関係者のみで、保善院においてしめやかに行われました。

 

京太郎先生には、町の活性化と、町民憲章にある「伝統を重んじ、香り高い文化の生まれるまちを創りましょう」のコンセプトのもとで創設された「湯河原文学賞」の「小説の部」において、先生自ら応募作品の選評と最優秀作品の選考に携わっていただき、その期間は、20年にも及びました。

 

先生のお力添えにより、多くの応募作品が集まり、出版関係者の皆様にもご協力をいただきながら実施した「湯河原文学賞」は、湯河原らしい取り組みであったことは、言うまでもないかと思います。

 

享年91歳。

天寿を全うされた、とも言えるかと思いますが、残念なことであり、寂しい限りであります。

 

しかし、先生の多くの作品に込められた命は、消える事なく、更に多くの方々に、愛されていくことでしょう。

 

いま一度、皆さんとともに先生のご冥福をお祈りして、今回の湯ったりトークとさせていただきます。

 

西村京太郎先生、ありがとうございました。

 

 

3月13日 執筆