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過日、10日(日)に熱海市の伊豆山小学校体育館にて、土石流災害による犠牲者26名の「追悼式・追悼献花」が行われました。
湯河原町では、長年、消防行政において連携していることや、今回も災害応援派遣などもあり、町を代表して、菅沼消防長と消防署の幹部が献花をして参りました事を、先ずは皆さんにもお伝えさせていただきます。
さて、話は変わって、少し前に見たニュースを紹介させていただきます。
「今年37年ぶりに、ハワイで小さなガラス瓶が発見されました。
この瓶は、昭和59年に千葉県銚子市の高校のクラブ活動の一環で海流調査のために海に流されたものでした。
これをきっかけにガラス瓶を見つけた女の子などと高校の間で新たな交流が始まっています。」
このニュースは色々なメディアにて報道されましたが、コロナ関係のニュースにかき消された感じもあります。
しかし久しぶりにホッとする話題に触れられた気がします。
ハワイ島のヒロという町の海岸に漂着したのですが、その距離は約6,000キロ。37年の間漂流し、拾った方は9歳の女の子だそうです。
そして瓶の中の返信用のハガキを見て、新しい繋がりが生まれたとのことです。
今、コミュニケーションツールはSNSに代表されるように様変わりしましたが、ひと味ちがう手段で新たに始まった繋がりは、素敵な関係に発展していくことでしょう。
37年前に瓶を流した方々にとって、当時の記憶と思い出が甦ることに、羨ましさを感じます。
コロナの禍は、人と人との繋がりまで壊したと言っても過言ではないかと思います。
今だからこそ、この話題には、希望と勇気をいただきました。
10月13日 執筆