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新年おめでとうございます。
皆様におかれましては、新春を健やかに、そして、新たなるお気持ちでお迎えのことと、お慶び申し上げます。
昨年を振り返りますと、一昨年から続く新型コロナウイルス感染症の禍により、社会経済全体に大きな影響と変化が起きた一年でございました。
本町におけるワクチン接種につきましては、当初、皆様へ大変なご不便とご迷惑をおかけいたしましたが、希望される方への接種を行うことができ、結果として、県内でも高い接種率となりました。今後始まる3回目接種につきましても、引き続き、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
そのような中、温泉場エリアにおける面的整備の集大成となる「万葉公園再整備」が完了し、「湯河原惣湯」として昨年8月末にグランドオープンいたしました。温泉場の中心地に位置する万葉公園が、湯河原の歴史に逆らわず、惣湯の精神を引き継ぎ、温泉場のリビング、温泉場のガーデンとなる施設に生まれ変わったことにより、首都圏からの新たな客層を呼べる施設として、温泉場エリアはもとより、湯河原町全体の活性化につながるものと期待しております。
一方防災面につきましては、町内各地で被害があり、皆様の生活にも悪影響を及ぼした昨年7月初旬の長雨は、熱海市伊豆山地域を襲った大規模な土砂崩れを引き起こし、その瞬間の映像は未だに信じがたい驚きと恐怖と共に脳裏に刻まれております。本町におきましては、人的被害はございませんでしたが、全国的に増加している自然の脅威への対策に取り組むことは喫緊の課題であり、今後、災害時の避難所運営の実践的な計画のもと、自主防災組織と共に町全体の防災力の強化に努めてまいります。
新型コロナウイルス感染症からの新たな日常に向けて、各関係団体の皆様やボランティアの皆様のご協力は、行政だけでは行き届かない部分を補っていただく必要不可欠な力であります。これまでのご協力に改めて感謝申し上げるとともに、これまで以上のご協力をお願い申し上げます。
結びに、今年一年が皆様にとりまして、喜びと幸せに満ち溢れた年となりますことを心からお祈り申し上げ、新年の挨拶といたします。
広報ゆがわら1月号より