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いよいよ、湯河原町議会3月定例会が始まりました。
令和3年度の予算を決める議会となります。
一般会計予算の総額は、87億9,000万円、そして特別会計総額は約64億9,100万円、企業会計総額は約24億2,500万円です。
ご審議は議員の皆さんにしていただき、お認めいただけたら、4月1日以降に町の予算の執行が可能となります。
一般会計総額においては、昨年度より約12億4,500万円少ない予算総額となっております。
昨年予算化していただきました「万葉公園等再整備事業」がいよいよ完成となり、この部分の予算が大きな減額の要素となります。加えて、ご想像の様に、コロナの影響もあります。
しかし、コロナの影響は、令和4年の税収に大きな影響を受ける事を懸念しております。
ご存知の通り、所得にかかる「国税、県税、町税」は、前年の所得によって税額が決まりますが、令和2年の所得より令和3年の所得の方が全国的に見ても厳しい気が致します。
また、コロナの影響が弱まっても、日本国内の税収増はまだまだ先の事となります。
国の借金が1千兆円を超えました。地方借金残高も190兆円を超えました。元々、借金残高が高水準の日本において、今回の借金残高の増嵩は、現役世代に将来重くのし掛かる事は明白です。昨年、国民の皆さんに一律10万円が配られた「特別定額給金」の予算額は約12兆円を超える財源が必要だった事に象徴されています。
コロナ対策と経済の綱引きに国民は悩み、苦しんでおりますが、でも、誰も悪い人はおりません。「疫病」の怖さを知った事だけが現実です。
2月23日執筆